株式会社ルームコンサルティングが資金調達、株式会社宮崎銀行の「みやぎんCSR型私募債」を活用

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株式会社ルームコンサルティングが私募債を発行し資金調達、株式会社宮崎銀行が引受

株式会社ルームコンサルティング(本社:鹿児島県鹿児島市、代表取締役:溝口建造)が、宮崎銀行が引き受ける「みやぎんCSR型私募債(愛称:With)」を通じて資金調達を行いました。今回発行された私募債は40百万円で、設備や運転資金に充当されます。「みやぎんCSR型私募債」は、地域社会への貢献を目的とした社会貢献型の私募債で、発行企業の信用力向上や長期固定金利による安定した資金調達が可能です。さらに、優遇された引受手数料を原資に、企業が希望する団体へ寄付が行われます。この取り組みにより、株式会社ルームコンサルティングは地域貢献と企業価値の向上を目指しています。

このニュースのポイント

  • 株式会社ルームコンサルティングが40百万円の資金調達を実施
  • 「みやぎんCSR型私募債」により、企業が社会貢献活動を実現
  • 株式会社宮崎銀行が私募債の引受および財務代理人を担当
  • 設備・運転資金として調達資金を活用

株式会社ルームコンサルティングと私募債について

  • 会社名:株式会社ルームコンサルティング
  • 代表者:代表取締役 溝口建造
  • 設立日:2014年4月30日
  • 所在地:鹿児島県鹿児島市荒田1丁目40番14号
  • 事業内容:不動産業
  • 私募債名:「みやぎんCSR型私募債(愛称:With)」第1回無担保社債
  • 金融機関:株式会社宮崎銀行
  • 発行日:2024年8月23日
  • 発行金額:40百万円
  • 資金使途:設備・運転資金
  • 発行期間:5年(期日一括償還)
  • 返済方法:期日一括償還
  • 会社の概要:株式会社ルームコンサルティングは、不動産業を展開しており、2024年7月末時点で従業員27名を抱えています。

株式会社ルームコンサルティングが資金調達、株式会社宮崎銀行の「みやぎんCSR型私募債」を活用

「みやぎんCSR型私募債(愛称:With)」とは

宮崎銀行が提供する「みやぎんCSR型私募債(愛称:With)」は、中小企業の資金調達を支援しながら、同時に社会貢献活動を促進するユニークな金融商品です。

みやぎんCSR型私募債の特徴

  • 社会貢献と資金調達の両立
    このサービスの最大の特徴は、企業が資金調達を行いながら、同時に地域社会への貢献も実現できる点です。私募債発行企業は、発行額の一部を社会貢献活動に充てることができます。
  • 地域への還元
    発行された私募債の一部は、地域の学校や福祉施設などへの寄付や物品の贈呈に使用されます。これにより、企業のCSR活動を通じて地域社会の発展に貢献することができます。

みやぎんCSR型私募債のメリット

  1. 企業イメージの向上
    社会貢献活動を通じて、企業の社会的責任(CSR)を果たすことができ、地域社会からの信頼や評価の向上につながります。
  2. 資金調達の多様化
    従来の借入とは異なる資金調達手段として活用でき、財務戦略の幅を広げることができます。
  3. 金利優遇の可能性
    社会貢献活動を行うことで、通常の私募債よりも金利が優遇される可能性があります。
  4. 地域貢献の実現
    地元の学校や施設への支援を通じて、直接的に地域社会に貢献できます。

みやぎんCSR型私募債のデメリット

  1. 発行コスト
    私募債の発行には、通常の借入よりも手続きや費用がかかる場合があります。
  2. 償還リスク
    満期時に一括償還が必要となるため、資金計画を慎重に立てる必要があります。
  3. 限定的な発行対象
    一定の財務基準を満たす必要があり、すべての中小企業が利用できるわけではありません。

みやぎんCSR型私募債の利用方法

  1. 事前相談
    宮崎銀行の営業担当者に相談し、企業の財務状況や発行目的について説明します。
  2. 審査
    銀行が企業の信用力や財務状況を審査します。
  3. 発行条件の決定
    発行額、金利、償還期間、社会貢献活動の内容などを決定します。
  4. 私募債の発行
    必要書類を作成し、私募債を発行します。
  5. 社会貢献活動の実施
    発行額の一部を使用して、合意した社会貢献活動を行います。
  6. 償還
    満期日に元金を一括償還します。

みやぎんCSR型私募債の留意点

  • 発行に伴う諸費用(引受手数料、登録手数料など)を事前に確認し、総コストを把握しておくことが重要です。
  • 償還期限に向けた計画的な資金準備が必要です。
  • 社会貢献活動の内容や金額について、経営陣と十分に協議し、企業の方針に沿ったものにすることが大切です。
  • 税務上の取り扱いについて、必要に応じて専門家に相談することをお勧めします。

みやぎんCSR型私募債(With)は、資金調達と社会貢献を両立させたい中小企業にとって魅力的な選択肢となります。経理担当者は、この商品の特徴を十分に理解し、自社の財務戦略に適合するかを慎重に検討することが求められます。

株式会社ルームコンサルティングと私募債について

私募債とは何か?

私募債とは、企業が資金調達を目的として発行する社債の一種で、特定の投資家に向けて募集を行います。公募社債と異なり、不特定多数ではなく、限られた投資家に向けて発行されるため、企業にとって柔軟な条件での発行が可能です。中小企業にとっては、銀行借入れ以外の資金調達手段として利用されることが多く、特に企業の信用力向上や資金調達の安定性が期待されます。また、今回のようにCSR型私募債を発行することで、地域社会への貢献を果たしながら資金調達を行うことができます。詳しくは、”私募債の種類”で確認することができます。

中小企業が私募債を利用するメリット

中小企業が私募債を利用する際のメリットは、以下の通りです。

  1. 発行手続きが簡略
    公募社債に比べて発行手続きがシンプルであり、発行にかかるコストも低く抑えられます。これにより、中小企業でも負担なく利用できる点が大きな利点です。
  2. 柔軟な条件設定
    発行条件が企業のニーズに応じて柔軟に設定できるため、必要な資金を最適な形で調達できます。特に、利率や償還期間などが企業の状況に合わせて決定できるため、資金調達の計画が立てやすくなります。
  3. 信用力の向上
    特定の投資家に向けて発行することで、金融機関や取引先との信頼関係が強化され、企業の信用力が向上します。これにより、将来的な資金調達や取引条件の改善にもつながることが期待されます。
  4. 地域社会への貢献
    CSR型私募債など、社会貢献を目的とした私募債を発行することで、企業は地域社会に対して積極的な貢献ができ、企業イメージの向上にもつながります。

さらに詳しいメリットについては、こちらをご覧ください。

中小企業が私募債を利用するデメリット

中小企業が私募債を利用する際には、以下のデメリットも考慮する必要があります。

  1. 発行先が限られる
    私募債は特定の投資家に向けて発行されるため、発行先が限られており、適切な投資家との交渉が必要です。このため、条件が合わない場合、発行が難しくなることがあります。
  2. 発行コストがかかる
    発行に際して一定のコストがかかるため、企業は事前に十分な計画を立てる必要があります。特に、小規模な企業にとっては、これが負担となる可能性があります。
  3. 返済義務が発生する
    私募債は借入れと同様に、発行後の返済が義務付けられているため、将来的な財務負担となる可能性があります。企業は返済計画をしっかりと立てる必要があります。
  4. 資金調達の柔軟性が制限される
    一度発行すると、資金の使途や返済条件が固定されるため、急な資金ニーズに対応しにくくなることがあります。

さらに詳しいデメリットについては、こちらをご覧ください。

中小企業が資金調達に私募債を発行するプロセス

中小企業が私募債を発行するプロセスは、まず財務状況の確認から始まります。次に、発行条件の設定や投資家との交渉を行い、その後に発行手続きが進められます。発行後は、資金の使途を明確にし、計画的に運用することが求められます。最後に、償還期間に応じた返済計画を立て、投資家に対する返済を確実に行うことが重要です。

私募債発行の税務上の取り扱い

私募債の発行には、税務上の取り扱いが関わります。発行時にかかる費用や利息の支払いなど、税務上の計算が必要となります。特に利息は、損金算入が可能なため、企業の税負担を軽減する効果があります。発行時にかかる費用も、計上することで節税効果を得ることができるため、適切な税務処理が求められます。

私募債発行の会計処理

私募債発行の会計処理では、発行時における社債の計上が必要です。発行額に対して社債勘定を立て、発行費用や利息支払いを適切に処理します。償還期間中の利息支払いや期日一括償還時の返済も、計画的に行うことが求められます。また、財務状況に応じた会計処理を行い、企業の信用力を維持することが重要です。

私募債発行の留意点

私募債発行時には、いくつかの留意点があります。まず、発行条件を適切に設定し、投資家との信頼関係を築くことが重要です。また、資金の使途を明確にし、適切な運用を行うことが求められます。さらに、返済計画をしっかりと立て、将来的な財務負担を軽減することが大切です。これらを考慮した上で、私募債発行を進める必要があります。

私募債と他の資金調達方法の比較表

資金調達方法 メリット デメリット
私募債 柔軟な発行条件、信用力向上、社会貢献 発行先が限られる、発行コストがかかる、返済義務
銀行借入れ 安定した資金調達、定期的な支払い 担保が必要な場合がある、借入金利が変動する
公募社債 広範な投資家からの資金調達が可能 発行手続きが複雑でコストが高い
エクイティファイナンス 資本の充実、返済義務がない 株式の希薄化、経営権の分散

今回の資金調達は、株式会社ルームコンサルティングにとって地域貢献と企業価値の向上を両立させる取り組みです。特に、CSR型私募債を活用することで、企業の社会的責任を果たしながら、安定した資金調達を実現しています。今後も、このような取り組みが他の企業にも広がり、地域社会全体にプラスの影響を与えることを期待しています。

記事ライター

muro

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