矢作建設工業がソーシャルローンによる資金調達を実施
「矢作建設工業のソーシャルローンによる資金調達」とは
矢作建設工業株式会社は、協力会社に対する「手形支払の廃止と全額現金支払への変更」を目的としたソーシャルローン・フレームワークに基づき、資金調達を実施しました。この取り組みは、ゼネコンとしては日本初です。借入は50億円で、借入期間は3年間。借入実行日は2024年1月19日です。このフレームワークは、協力会社の経営安定化を支援し、持続可能な成長を目指すもので、日本格付研究所(JCR)から最上位の「Social 1(F)」評価を取得しています。当社は、サプライチェーン全体の共存共栄と建設業界の発展に努めています。
矢作建設工業、ソーシャルローンによる協力会社支援策を発表
矢作建設工業株式会社(本社:名古屋市、代表取締役社長:髙柳充広)は、協力会社に対する手形支払の廃止と全額現金支払への変更を資金使途としたソーシャルローン・フレームワークを策定し、同社初となるソーシャルローンによる資金調達を実施したことを発表しました。
ソーシャルローンの目的と特徴
この取り組みは、総合建設会社としては日本初の試みであり、協力会社の経営安定化をサポートし、共に持続的な成長を目指すことを目的に実施されています。2024年1月から、従来の手形による支払いを廃止し、「月末締め翌月末全額現金支払」への変更を行いました。これにより、協力会社の経営安定化、技能・技術の向上、地域社会の雇用維持または創出、活性化に資すると評価されています。
ソーシャルローンの概要
以下の通り、ソーシャルローンの具体的な内容が明らかにされました
- 借入実行日: 2024年1月19日
- 借入金額: 50億円
- 借入期間: 3年間
- アレンジャー/エージェント: 三菱UFJ銀行
- 貸付人: 複数の金融機関
- 資金使途: 全ての協力会社に対する手形支払の廃止と全額現金支払への変更に伴う増加運転資金
- 第三者評価: 株式会社日本格付研究所(JCR)から最上位評価「Social 1(F)」を取得
今後の方針と社会への貢献
矢作建設工業は、「誠実進取で自ら創造し、常に社会の要請に応える事業を行う」という企業理念のもと、建設エンジニアリングによる価値創造を通して、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。また、国土交通省が推進する「下請取引適正化」にも積極的に対応し、サプライチェーン全体の共存共栄と建設業界の更なる発展に努めるとしています。
このような前向きな取り組みは、業界全体に良い影響を与え、サプライチェーンを通じた持続可能な成長と社会貢献に寄与することが期待されています。
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