株式会社ソフテックを存続会社として西部樹脂株式会社を合併
住友ベークライトグループ、樹脂資材販売子会社2社が統合へ ~関西・九州の営業基盤を強化~
住友ベークライト株式会社は12月6日、子会社である株式会社ソフテックと西部樹脂株式会社の合併を発表しました。2025年4月1日付で、ソフテックを存続会社として経営統合を行います。
両社の歩みと事業内容
合併する2社は、いずれもプラスチック資材の加工・販売を主力事業としています。存続会社となるソフテックは1993年の設立以来、関西地域を中心にプラスチックシートやフィルム、関連資材の販売を手がけてきました。
一方の西部樹脂は1975年設立と長い歴史を持ち、九州地域を拠点に合成樹脂製品および加工品の販売を展開。両社とも店舗用資材や建築資材の販売も手がけており、事業内容の親和性が高いことが特徴です。
統合のねらいと今後の展開
今回の合併は、両社が持つ経営資源を最大限に活用し、企業競争力を強化することが主な目的です。関西と九州という異なる地域で築き上げてきた営業基盤や、長年培ってきた経験とノウハウを融合させることで、顧客へのサービス向上を目指します。
合併後も事業内容に大きな変更はなく、これまでの業務を継続する方針です。存続会社となるソフテックの資本金は8,000万円で、大阪と京都に拠点を持ちます。一方、消滅会社となる西部樹脂は資本金2,750万円で、福岡と熊本に拠点があります。
両社の代表取締役社長は濵中裕氏が務めており、スムーズな統合が期待されます。プラスチック業界では原材料価格の変動や環境規制への対応など、さまざまな課題に直面していますが、今回の統合により経営基盤を強化し、より強固な事業体制の構築を目指す考えです。
記事ライター
muro